作り手になるまでの物語をたっぷりお聞きしました。
作り手として暮らしを営む人のお話を聞く『works and stories』。
はじめてご登場いただくのは、帆布バッグ制作の「ko’da-style」こうだかずひろさん。
葉山に暮らしていると、頻繁に友人たちからお名前を聞くこうださん。印象的なのは、みんなが「こうださんはね…」と話してくれるときに笑顔になること。
みんなを楽しい気持ちにするこうださんに、海のすぐ近くのアトリエでお話を聞きました。
(聞き手:works and stories 松井咲子/撮影:渡部忠)
1オリジナルって全部自分で作り続けていくもの
- こうださんは、作り手として32歳の時に独立。カバン作家となられました。
それまでは東急ハンズに勤務。
そのとき、配属された売り場にあったL.L.Beanのトートバッグに自分でストラップをつけてみたことが、カバン作りに興味を持ったきっかけとのこと。
その後、ひとりのバッグ作家との出会いによってバッグ作家の道を志し、誰にも教わらず独学で技術を身につけられたそうです。
最初に、現在までko’da-styleに大きな影響を与え続けている須田帆布さんとの出会いについてうかがいました。
- そんな大変に思えることも、「おもしろかった」と言うこうださん。慣れないことを始めるときはわからないことの連続だけど、どうせやるなら絶対おもしろい方がいい!大変な方に目が向きがちで「苦労してナンボ」の昭和のスポ根魂からなかなか抜け出せない私とは180度逆から世界を見ているこうださんの言葉は、さわやかな風が吹いたよう。
- なんと! 20代ですでに10年後の独立を目標にしていたとは。
会社員時代からミシンを買ってアトリエまで借りていたというのだからその行動力には脱帽です。
- カバンを作れるようになり、独立を果たしたこうださん。どのようにして販路を開拓していったのでしょうか。
- 次回は、飛ぶ鳥落とす勢いで大躍進を遂げるko’da-styleのその後のお話をお聞きします。
(つづく)
この記事に登場の作り手
こうだかずひろ
大学で経済学を学んだのち、10 年間のサラリーマンを経て、独学でKo'da-style をスタート。2003 年、三浦半島の葉山に工房を移転、工房で作品が購入できる「3days shop」を展開するほか、全国各地で展示会を開催中。
〒240-0112 神奈川県三浦郡葉山町堀内383
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